11th June ,2017

誰のために庭をつくるのか。。。

[canyon]…表札とお社製作を残し、一旦完成

15メートルの流れを8トンの石を使い渓谷をつくった
流れはデッキの下を抜け、玄関わきに抜ける

とても心地のよい空間に仕上がった

今回も4月5月は滋賀県から「庭職きらく 村田康之」、東京から「矢島武庭園 矢島」、6月は神奈川から「湘南庭風 西窪周二郎」それから番頭のたつきと仲間のよしのぶ、KOKORONEの原田など多くのメンバーが応援に来てくれた

最後に50㎡の駐車場土間 ビシャン仕上げがあり、4日半ビシャンを打ち続けた

最後の最後に修行のような時間が待っていたように思う
自分との闘いだった

いつも思うことがある

庭は誰かのためにつくるものだと。。。

もちろんそれは自分のためにつくるという人がいてもいい

ただ、おれは違う

自分のためにつくることに力が湧いてこない

相手がいてこそアイデアが湧きだしてくる

誰のために、どこにつくるのか。。。

とても重要なことだと思う

空間をつくる上で最も大事なことだと思ってる

それを追求すればそこにしかない最高のものが生まれる

周りの空気と、そこで営む人の空気を最大に生かせれば必ずいい空気はできる

そこに小手先の技術は必要ない

必要なことは、様々な経験からくる空気の読みと苦しい状況から逃げない忍耐力だと思うのです

その空気を読むためにいろんな経験、スキルが必要になってくるのです

やるか、やらないか。。。

これはすべてのことに繋がってくる

何をやってても同じです

そして、もしそれができて最高のものができたとしてもそれが最高ではないことを心に刻むことが何よりも大事なことだと思う

来週から新たな「流れの庭」に入ります。。。

応援募集です
興味のある方、お待ちしています。。。

 

12th February ,2017

日本人であるということ。。。

 

 

気付けば前回のまともな更新が半年前。。。
2016年は、年初めからシンガポールやカンボジアを行き来し、7月からは1ケ月シンガポール、8月はカンボジア、帰国しては現場に入る忙しい毎日だった

カンボジアではレストランの設計が進行中。
シンガポールでは即興に近いスピード感でたくさんのworkerと共に現場を進めた
住宅は仕上げを残しほぼ完成した
GARDENS BY THE BAY ではグリーンウォールも作った
日本では緻密な設計の現場を数件同時進行し、ゆっくりと進んでいた

ほんとうに様々なスタイルでの空間づくりが、様々なことを考えさせてくれた

間もなく広島・福山で8ケ月という長い工期をかけて進めてきた現場が完成する
建築事務所 kitokitoと共に設計をはじめて3年。建築前に移植工事に入ってからは2年4ケ月が過ぎた

沢山の仲間に手伝ってもらいゆっくりと進めてきた
玄関土間の石畳から始まり、石積、流れ、植栽、木工、左官、照明、見えない部分では解体、土壌改良、排水工事などそのどれもに気を使い進めてきた

この現場には、入る前から多くの壁が立ちはだかった

そんな中で踏ん張り立ち続けることは容易ではなかった
ただ、今となってはその苦しさが心地よく残っている

この現場の土地には入る前からすさまじいパワーを感じていた

このパワーに答えなければならない
このパワーを何とか引き出さなければと想う一心で何があっても立ち続けてこれたんだと思う

古くから受け継がれてきたここが持つ空気は、優しい力でクライアント一家を包んでいるように見えた
完成が近づき、そう見えたことで少しホッとした

庭とは、デザインとはそんなものだと思う

つくりたいものがあるんじゃない
守りたいものがあるんだ

伝えたいことがあるんだ

気付けない人に気付ける方法を授けることができるのがデザインなんだ

それはどこにでもあるカタチではなく、そこにしかないカタチの組み合わせ

海外に行ってよく思う

日本庭園は、日本にあるから素晴らしいんだ

日本は素晴らしい
でも、素晴らしいのは日本だけじゃない
世界は広い
素晴らしいこと、人、もの、たくさんある

ただ、日本では日本が一番生きる

土地の力を見きる
そして植物、素材の力を見きる

これが庭師の本領です

すべてを生かす

景色も、気候も、建築も そして人の営みも。。。

それが 庭師 作庭家 造園家 だから庭だけ見ててはだめなのです

オールマイティにフラットに

本質がすべてなのです

絶対に変わらないこと それは私たちは日本人であるということです

8ケ月、完成まであと少し
気を引き締めて

まだわかりませんが、オープンハウスをすることになれば春に予約制で行うつもりです。。。
その際はここでお知らせします

16th January ,2016

YELLVITA。。。

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YELLVITA   http://yellvita.jp/ushitaasahi/design/index.html

オーナー様から、マンション事業 第一棟目を一緒にやってほしいと依頼を受けたのは2年前。。。
それほど多くの話をしたわけではないのに意気投合した
自分がやりたいというよりは、その人の眼を見て ただただ頑張って欲しい、、、心から応援したい。。。そう思った

このパターンは必ず闘志がみなぎってくる

庭は作ればいいというものではない
庭は人々が暮らす上で、絶対不可欠なものではないのだから

だから、庭をつくることで人々に何らかの変化を与えることができないならばその存在価値はない

デザインとはそういうものだ

誰かに必要とされないものは作る必要がないと私は思う

もちろんそこに闘志が沸かない

このマンションの外部空間はそのほとんどを任せていただいた

そんな中で、マンションにとって。。。集合住宅に必要なこと。。。様々なことを思い描いた
何一つ曖昧なものなど存在しない

そしてデザインした

何度も言うように、目に見えるものはカタチだけど本当はカタチをデザインしたわけではない
もっと大事なことを想いながらそれをカタチに絞り出した。。。

ただただ、これからここで様々な人生を歩む人々の豊かな暮らしを想像しながら。。。

 

2月下旬 竣工です。。。

 

人々が感じる空間には様々なものがある。そして、その空気は「五感」を刺激する。空気のいい場所で食事をすれば「美味しい」と感じ、木々が揺れれば「風」を感じ、花が咲けば「華やかさ、奥ゆかしさ」を感じ…。空間の持つ力は大きい。ここ「エールヴィータ牛田旭」の外部空間は、「安住の地」をコンセプトの軸とした。どこにでもあるが何気なく見過ごしていた空間をここに再現することで、過大な主張をしない空間をつくる。そこは、なぜか心地よく、気持ちいい…。日本の文化は素晴らしいなといつも思う。そんな素晴らしい文化を現代のカタチでつくる。この玄関ロビーは「通り土間」、ベンチは「井戸端」。近代の家には「通り土間」がなくなった。同時に「なんとなく気付けばお茶を飲んでいる」という曖昧な時間もなくなった。縁側に腰掛け、上がるでもなく帰るでもなく、お茶を飲みながら他愛のない話をする。日本の「間」にはそんな曖昧な空間が存在した。そんな「なんとなく」が素敵だ。木々は主張せず気付けば花が咲き、石は昔から転がっていたかのように存在する。自然のチカラとともに「わざわざ」ではなく、「なんとなく」。この空間でそんな「なんとなく」を感じ、楽しんでもらいたいと願っています。

 

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14th October ,2015

journal。。。

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8月 撮影中の夕景待ちに撮った
良い光景だと思いファインダーを向けた
ピントが微妙にずれている 加工も編集もしていない生の写真
それなのに「いいな。。。」って思った
これを見て何人の人が「いい。。。」と思うんだろう

長らくjournalの投稿から遠ざかっていた

忙しかったから・・・いや、そうじゃない
何となく、書く気にならなかった
気がそこにはなかった
世の中ではいろんなことが起こり、いろんなことが変わっていった
そんな中、自分の周りの環境も大きく変わってきたように思う

自分の中の軸は何も変わらない
ただ、変わっていく環境がいい方向に行くよう夢中に追いかけてきた・・・そんな気がする

先日facebookであげた 「いい。。。」 この記事にもたくさん使ってる

 

何気なく使う言葉だけども・・・

ほんとにいいって何なんだろう・・・

 

 

いろいろ考えてきたことを

すこしずつ journal で綴っていこうと思う。。。

 

樹のこと、石のこと、人のこと、世の中のこと。。。

 

journal 再開です。。。