02.2月.2008

あっという間に。。。

一月が終わった。。。

十二月から鬼のような毎日が続き、一月もその余波は続き、やっと落ち着き始めた。

ここ最近は、手入れ。
応援も加わり捗る毎日。。。

以前の日記に書いた「駅前再開発」の話が、途中やめじゃったな・・・


あらすじから順に話そう。。。


今「福山駅前再開発」が進んでいる。
福山駅は、福山城のお堀を埋めて建てた建物なので、駅周辺を掘れば石垣が出てくるわけだ。

福山市の計画は、石垣を撤去してどこにでもあるチャンガラな駅前を作ろうとしている。

しかし、市民の中で最近それを見直そうという声が高まっている。
「水辺公園プロジェクト」という団体が結成され、10万票以上の署名も集まり反対運動が盛り上がっている。

以前から俺は駅前のお堀を復活するべきだと言い続けて来た。
だから、本来ならば賛成の立場だ。
しかし、その「水辺公園プロジェクト」には気になる点があり、大手を振って賛成できるわけでもなかった。

コンセプトがイマイチはっきりしていない中での運動だったからだ。
空気を作っている者ならわかると思うが、どうせやるなら500年、1000年計画で福山の空気を作っていくべきだと思う。
空想でもいいから、「こういう福山をつくっていきたいと思っています。だから、まずは水辺公園を作って歴史を残しながら作っていきませんか?」っていう感じの訴えかけをするべきだと俺は思う。

ただ「石垣保存しましょう」なんて言われても、ちょっと違和感があるわけだ。
もちろん、今回壊してしまえば、もうあの規模で石垣を積む事は予算的に不可能だと思う。
だから、壊しちゃいけんと俺も思う。

しかし、中途半端な考えで残したところで、どうなるんだ?
500年後の人類まで大事にしてもらえるんだろうか・・・
心が伝わるんか?

そんな思いがあった。
そこで、「水辺公園プロジェクト」の総会に爆弾を持って乗り込んだわけだ。

しかし、、、
そこで答えは出なかった・・・

質問をするも、サラリと交わされた・・・
というか、自爆してしまった感もあった。
何かマイナスな事を言うヤツは排除しようという雰囲気がムンムンで、この若造が!っていう感じじゃった。

自分の力のなさに、悔しさが込み上げた・・・
ほんまに悔しかった・・・
悔しさを我慢できず、年末に関係者と直接コンタクトとり、会うところまでこぎつけた。

ここまでが前回の話。。。

そして、会ってみて感じた事・・・
正直、あまり嬉しい結果ではなかった。
収穫がなかったわけではない。。。
わかってはいたものの、裏にはとてつもなく真っっっっっっ黒な世界があるという事、正規のルートじゃ、権力者じゃなきゃ太刀打ちできない事を思い知った。
更に、これもわかってはいたが、市役所はまったくやる気がない事も改めて思い知った。
あ~~~あ。。。って感じじゃわ。

ただ、ここで俺にしか出来ない一つのキーワードを耳にした。
今は言えないが、秘策は見つかった。。。
俺は、権力者にもならず、「水辺公園プロジェクト」とも違う、一市民としてそれで戦ってやる。

新種の爆弾を入手したわけじゃ^^^^^^
もちろん、仲間はおるしな^^

結局、純粋に俺は俺のやり方でやっていこうと思ったわけじゃ。
やっぱそうじゃないと面白~ないもんな~。
いち庭師のzenjiroとしてのやり方でやっていく^^

俺は、「まちづくり」に絶対に必要なことは、いつまで経っても揺るがないしっかりとしたコンセプトを守り続けるということだと思う。
そして、世代の壁を越えて、皆でつくるということ。
この二つがない限り、「まちづくり」の成功はない。

歴史を守っていく事は大事な事だ。
しかし、作っていく事も大事な事だと俺は思う。
今までの歴史を守りながら作っていく事。。。
「ものがたり」を引継ぎ、そして新たな「ものがたり」を作る事。。。

そう、俺の「作庭」そのものだ。

秘策はある・・・いつになるかわからんがつづく。。。