17th March ,2017

手入れという仕事。。。

長期作庭中の現場は、材料待ちでもう少しというところで中断。。。
ここ最近は、まだ回れていない手入れに回っている
優しいクライアントでみなさん何も言わず待ってくれている
ほんとに感謝の気持ちでいっぱいの中、この時期にふさわしい鋏を入れていく

少し手入れについて書きたいと思う。
これは、あくまで自分自身の考え方であり、すべての庭師がそうでなければならないと思っていないのと、だれを責める気持ちもないので参考までに読んでほしい

ある出来事があった

庭の手入れというのは、クライアントと長い間のお付き合いになる
若かったクライアントも段々歳をとり、管理していくことが苦痛になってくる方もいらっしゃる

先日こんな事があった

「もう大変だからあの大きい樹を軒下くらいのとこでぶち切ってくれ・・・」

「はぁ・・・」

おれは何となく寂しい想いになったが切ってくれと言われた現実も受け入れざるを得なかった
長い付き合いの中でその状況も来るだろうと予測していたからだ

一旦その言葉を飲み込み、「わかりました」と返事した
実はその時の僕の心の中は悲しさと悔しさと申し訳なさで力が抜けるほどがっかりしていた

庭師の手入れというのはどういう仕事なのかを少しわかりやすく説明しときます

庭師、植木屋、造園屋・・・今は色んな呼び方がある
でも、僕にとっては呼び方なんてどうでもよく、何でもいいと思ってて、やっていることがみんな同じだとも思っていない

僕がやっていることは、空間のスタイリストみないなものなのです

手入れにしてもそう
庭や建築、背景の景色、そしてそれぞれの樹木の成長具合から空気を読み取り、心地よい空間に仕上がるよう鋏を入れていく
そして、その樹木がその樹らしく育つことができるようバランスをとっていく

樹のスタイリストです

ただバスバス切っているように見えるかもしれないし、そういう人もいるかもしれない
でもそれは違います
樹は切れば切るほど不自然になり暴れる
ただ、その樹の性質を把握することができればその樹の成長を止めることができる
厳密にいえば、落ち着いて成長するので見にくい伸び方をしなくなるのだ

そうやって、その樹らしいその樹が一番かっこよく育つことができるように鋏を入れる
無理やりかっこよくするのではなく、その樹の個性を信じ伸ばすのです
そうすることにより、その樹は手入れした後の木の輪郭を崩さなくなる
結果、鬱陶しさがなくなるのです

以前の記事に書いているが、僕は2歳の時に二階の窓から転落し、一本のカイズカイブキに乗っかって命を救われた

その後その出来事を忘れるも、15歳の時に再び思い出すこととなる

その樹の伐採話が持ち上がったのです

子供ながらにそれまで思い出すこともなかった自分の命を救ってくれた樹を切ることに罪悪感を感じ、移植してほしいと頼み込みその樹は命を取り留めた

しかし、その樹を移植するため訪れた庭師にこう言われた

「こんな樹は移す価値がない。買ってきて植える方が安い。」

俺はむかついたことを今でも忘れない

それから5年後、また忘れていたその出来事を思い出すことになる

奨学金で大学に行きながらアルバイトが必須だった頃、大工という仕事を探していたところ縁ある方から庭師というアルバイトの話をいただいた

俺は何も考えず、どんな仕事かもわからなかったがとりあえず職人みたいな感じだしと思い「お願いします」と返事した

そこでの初日、手入れに行った現場でハッとする

その庭の骨格をつくる一番大事な主木に5mほどの大きなカイズカイブキがそそり立っていた

「あ・・・おれの命を救ってくれた樹だ・・・」

初日から鋏を渡され、カシャカシャ切っているうちに何か感じるものがあった

 

「これが自分の仕事になる・・・天職かもしれない」

 

不思議とそう思った
それから、楽しくまたとても厳しい過酷な修行時代が始まった

修行時代の話や、NIWATAN という屋号にした理由も以前書いているのでそれを読んでほしい
今日はそのことは省きます

それからは色んなことがあった
そんな中、多く考えさせられたのが人々が持つ「樹」に対する気持ちでした
あまりに鬱陶しいと言われる樹が多かったのです
ずっとそれを聞いているうちにだんだんとその樹たちのことが可哀そうに思えてきた
その言葉を聞くたびに、どうにかこの樹たちを褒めてもらえる樹にできないかと考えるようになるのです

独立してから、従来親方から教わった鋏の入れ方を少しずつ変えた
樹の成長に合わせた鋏の入れ方にした
手入れに行っても、切らなくていい樹は鋏を入れない
一本の樹を眺めその判断を自分ですることも手入れの一つの仕事だ
クライアントにとっても手入れするお金もゴミ代もかからないわけだからいいんです

そうやって樹と真摯に向き合ううちに、樹の気持ちがわかってきたというか、性質がわかってきた

すると、樹の成長をコントロールできるようになった

結果、鬱陶しいという言葉は聞かなくなり、伐採してほしいという案件もほぼ無くなった

 

「俺は今、樹の命を救ってる・・・

俺があの時命を救われたのはこういう事だったのか・・・」

 

樹の気持ちを代弁できる職業は庭師以外にはない
自分がそれに気付き、感じることができるなら、それを伝えられるのは自分しかいないのかもしれない・・・
そう思うようになった
もちろん、それは樹のことだけではなく、石、素材、自然界のあらゆることを・・・

樹の命を救う
これは、ただ単に生かしておけばいいわけではない
かっこよく生きてもらいたいのです
おれが、自分なりに自信をもって「お前はかっこいい」と言えるように育ててあげたいのです

で、先ほどの話に戻りますが、「ぶち切ってほしい」・・・久々に聞いた言葉でした

それを聞いた時のおれには二つの気持ちが浮かんだ

一つは、その樹を守れなかった自分の技術と言葉の無さに樹に申し訳ない気持ち
もう一つは、「このままぶち切るという気持ちでは切れない」という気持ち

おれはクライアントを呼び、言葉をかけた

「軒下部分で切ってもまた3年もすれば元の大きさにに戻ります。しかも不格好な伸び方で。僕はそんな姿になるこの樹が可哀そうに思います。人間で言えば、裸にされてダッサイ服着せられて立たされるようなもんです。だから下から切ります。今の時期なら下から切っても吹き返します。そして、この樹らしくかっこよくコンパクトに裁いていきます。それでいいですか。

ただ、一つお願いがあります。あの樹を切る前に一度、樹に頭を下げてください。今まで100年近くこの家で育ってくれたんです。切らなければならない事情は理解できます。樹もきっとわかってくれます。これを植えたご先祖様も、もちろんあなたたちのことが大事だと思います。だから、あなたたちの選択は間違っていません。僕も嫌なわけではないんです。ただ、この樹にありがとうと感謝の気持ちを持ってください。ぶち切るという言葉は使ってはいけません。これは気持ちの問題です。樹も生きています。。。」

 

そう語りかけ、そしてその後、僕がなぜ庭師になったのかを詳しくお話しした

そしてクライアントはしっかりと感謝の気持ちを樹に伝えてくれた

樹を伐採したり切ったりすることが悪いわけではありません
自然界では何かが生きるために何かが犠牲になりバランスが取れています
気付かず間違ったことをしているかもしれません
それも仕方ありません
でも自然に対する感謝の気持ちだけは持っていてほしいなと思うのです
それは人にも繋がってくると思います

私たちは人間界に生きています
だから、人々の営みは非常に重要で、それも守らなければいけません
人が鬱陶しいと思う気持ち、庭で感じるストレス、そう思う人が悪いとは思いません
人の気持ちというものは、教科書のようにうまくはいかないのです
そう思ったらそれが大事な気持ちなのです
その気持ちを解消させることも庭師である私たちの仕事なのです
それをどう、解消させるかがその庭師の力量で結果は変わる
その後の人生にもプラスになる出来事がその庭で生まれればそんな嬉しいことはないと思います

手入れは、そんなことも考え、鋏を入れていくのです
樹の成長をコントロールできればゴミの量が減ります
2年に1回の鋏でいい樹もたくさんあります
はじめの3年鋏を入れた後、10年鋏を入れていない樹もあります
管理費も無駄な使い方をさせたくはないと思っています

庭の管理には手がかかります

庭は必ず必要なものではありません

でも、絶対に必要だと思ってくださっているクライアント他、多くの人々がいます

その方々に感謝しながら、しっかりと真摯に手入れをしたい

その樹の良さ、石の良さ、空気の良さを最大限に引き出せる技術と感覚を磨きながら・・・

そして、その植物、石、自然の景色は多くの生きるヒントを持っています
もちろん、それを無理強いするつもりもありません

考え方はひとそれぞれでいいと思っています

ただ、せっかく出会えた人には、こういうことも伝える機会があれば遠慮なく伝えようと・・・

そんな想いで手入れをしています

少しコムズカシイ文章になりましたが、庭の手入れとはそんなものです。。。

人も自然も、自然にあることを受け止め、それをどう対処するかを考えていけばいいのだと思います
これはどの職業、生き方でも同じことがいえるかもしれません

 

今度はいつか 庭づくり について書きますね

12th February ,2017

日本人であるということ。。。

 

 

気付けば前回のまともな更新が半年前。。。
2016年は、年初めからシンガポールやカンボジアを行き来し、7月からは1ケ月シンガポール、8月はカンボジア、帰国しては現場に入る忙しい毎日だった

カンボジアではレストランの設計が進行中。
シンガポールでは即興に近いスピード感でたくさんのworkerと共に現場を進めた
住宅は仕上げを残しほぼ完成した
GARDENS BY THE BAY ではグリーンウォールも作った
日本では緻密な設計の現場を数件同時進行し、ゆっくりと進んでいた

ほんとうに様々なスタイルでの空間づくりが、様々なことを考えさせてくれた

間もなく広島・福山で8ケ月という長い工期をかけて進めてきた現場が完成する
建築事務所 kitokitoと共に設計をはじめて3年。建築前に移植工事に入ってからは2年4ケ月が過ぎた

沢山の仲間に手伝ってもらいゆっくりと進めてきた
玄関土間の石畳から始まり、石積、流れ、植栽、木工、左官、照明、見えない部分では解体、土壌改良、排水工事などそのどれもに気を使い進めてきた

この現場には、入る前から多くの壁が立ちはだかった

そんな中で踏ん張り立ち続けることは容易ではなかった
ただ、今となってはその苦しさが心地よく残っている

この現場の土地には入る前からすさまじいパワーを感じていた

このパワーに答えなければならない
このパワーを何とか引き出さなければと想う一心で何があっても立ち続けてこれたんだと思う

古くから受け継がれてきたここが持つ空気は、優しい力でクライアント一家を包んでいるように見えた
完成が近づき、そう見えたことで少しホッとした

庭とは、デザインとはそんなものだと思う

つくりたいものがあるんじゃない
守りたいものがあるんだ

伝えたいことがあるんだ

気付けない人に気付ける方法を授けることができるのがデザインなんだ

それはどこにでもあるカタチではなく、そこにしかないカタチの組み合わせ

海外に行ってよく思う

日本庭園は、日本にあるから素晴らしいんだ

日本は素晴らしい
でも、素晴らしいのは日本だけじゃない
世界は広い
素晴らしいこと、人、もの、たくさんある

ただ、日本では日本が一番生きる

土地の力を見きる
そして植物、素材の力を見きる

これが庭師の本領です

すべてを生かす

景色も、気候も、建築も そして人の営みも。。。

それが 庭師 作庭家 造園家 だから庭だけ見ててはだめなのです

オールマイティにフラットに

本質がすべてなのです

絶対に変わらないこと それは私たちは日本人であるということです

8ケ月、完成まであと少し
気を引き締めて

まだわかりませんが、オープンハウスをすることになれば春に予約制で行うつもりです。。。
その際はここでお知らせします

11th November ,2012

『ふくやま美術館ワークショップ ~庭師 善次郎さんと庭を回ろう~』を終えて。。。

このワークショップは、飛田さんをはじめ、学芸員の平泉さん、羽原さんの尽力により実現しました。


私には「ふくやま美術館」に対してのひとつの想いがありました。
それは、「福山」にある「ふくやま美術館」だからこそできる、身近なモノを美しいと思える時間と感性を提供してほしいということでした。

実はこの企画、ちょっとしたことオレのヒトコトからがスタートしました。

そのヒトコトの第一歩を踏むために、企画制作段階で何度も打ち合わせをし、このワークショップの意味をお互いに共有していきました。

それは、内容から、年齢層まで、どこに投げかければいいのか・・・ということまで、事細かく。。。


その難題に応えてくださった「ふくやま美術館」の皆様には感謝しています。


羽原さんからもワークショップの始めにお話がありましたが、今回のようなモノを作らないワークショップは美術館として「前例」がなく、はじめての試みでした。

公共機関で「前例」がないことを行うということは非常に大変なことなのです。

それをこの3人の美術館スタッフが頑張ってくださいました。

「前例がない」という大きな壁を乗り越えるために、上にプレゼンしてくれたスタッフの皆さんには本当に感謝します。


この試みにはもっと大きな目標がある。

これで終わりではありません。

もっと大きな渦に変わるよう、これからも美術館の『仲間』と頑張っていきます。


このような活動が次に繋がってくれれば本当にうれしく思います。

応募くださった皆様の中で残念ながら抽選にもれてしまった皆様、今回は本当にすいません。
また別の企画も考えていますので、その時はまたご応募くださいね^^


改めて、飛田さん、平泉さん、羽原さん、素晴らしいワークショップ企画、ありがとう^^
今後も楽しいことどんどんやっていきましょうね!!!


3rd October ,2012

『best private plots – Die besten Gärten 2012』を終えて。。。

『best private plots – Die besten Gärten 2012』の結果が昨日発表された。



今回は残念な結果となった。


応援してくれたみんな、ありがとう


それから、

毎回資料作りを手伝ってくれる JYM AND RECORDS -かずくん(Kazumasa Kuwada)

photographerの テルリン(Teruyo Nishiya)

翻訳してくれる建築家の モーリー(Shinnya Mouri)

メールのニュアンスまで読み取ってくれる福山観光のハルコウ(Haruki Urushikawa)

そして、SxLカバヤの設計 イタミさん、SxLのみなさん


そして、もちろん作庭を手伝ってくれた 

東京 しおの(塩野潤 と 弟子の王子)

滋賀 作庭衆 永屋拓郎(タクローちゃん)

滋賀 庭職 きらく(村田康行)

友川造園 友川竜樹・・・



みんな本当にありがとう



実は、今回オーストリアに行くことは断念した。

それは、今こちらで動き始めているいくつかの案件が大事な時期であったことと、前回のようにはいかないと思っていた理由があったから。。。



一昨年は、グランプリを狙っての挑戦でしたが、今回の挑戦は前回とは少し違う趣旨だった。


この工事に関しての想いは以前ブログに書いたので、それを読んでほしい・・・

『エス・バイ・エル・カバヤ 岡山住宅展示場』 を終えて。。。 ~本当にやりたかったこと~



施工に入り、営業部の皆さんの日々の仕事を聞きながら、仕事のし易い(売りやすい)環境をつくれればという想いが俺の中には強くあった。。。


その一つとして、「この庭を世界に持っていく」とSxLの皆さんに伝えました。


「グランプリをとれるかどうかはわからないけど、ノミネートまでは絶対にもっていく。」


おれは、そう心に決めた。


必ずノミネートまではもっていく。。。




これが今回の趣旨だった・・・が、ただそれだけでもなかった。。。



この、日本の住宅事情のなかで最も大きなシェアをもつ大手住宅メーカーの家で、世界で評価を受けるレベルにもってくることができればこれはとても大きなことだと俺は思った。


というのも、当然の話だが、メーカーの建てる「住宅」と、建築家が建てる「住宅」は根本的に目指しているものが違う。


これは、消費者もわかっていると思う。


メーカーは、大きな保障と安心を重視する。

そして、材料は大量生産する。その為、あまり極端な部材がないと同時に、ある程度妥当な均一な仕上がりになる。



建築家は、そのギリギリのラインを攻める。

その為、空間の強弱をつける見せ場はとことんこだわる。

その効果は庭にも表れる。

建築を完璧に読み取ることができれば、樹木のライン、地割り、庭の重要な要素もより強調できるのだ。

だから必然的に庭と建築がお互いを高めあうことができる。



今まで、海外に持って出た庭は、すべて「建築家」と協働でつくったものだった。。。




だから今回は、日本の住宅事情のなかで最も大きなシェアをもつ大手住宅メーカーの住宅で世界に挑戦してみようと思ったのです。。。



これがもう一つの目的です。




今回のこの経験で、また一つ、見えたものがあった。。。




景観の底上げという大きな役割がこれからできるかどうかはわからないけど・・・


全国で頑張る多くの仲間と共に、少しでもそれに近づけるように・・・


それが、世の中の心の豊かさ、笑顔を少しでも増やすきっかけになると信じて・・・





ほんとうに、すべてにありがとう・・・

18th March ,2012

『エス・バイ・エル・カバヤ 岡山住宅展示場』 を終えて。。。 ~本当にやりたかったこと~

2012/3/17(土)OPEN

~おれが人が集まる庭をつくる。だから頑張ってたくさんの家を売ってほしい~
「庭から住宅を考えたい。。。」これが、エス・バイ・エル・カバヤ㈱の設計部からの依頼の始まりだった。。。


これは、少し異例の依頼であった。

本来であれば、住宅展示場というのは普段から付き合いのある協力会社の仕事である。


しかし、今回は「庭と建築を一体とし、庭で建築を引き立てる」というコンセプトを基に『LANDSCAPE NIWATAN』に白羽の矢がたった。



打ち合わせは毎度数時間にわたった。



最初から、設計部のイタミさんとやりあった。


ある程度話を聞いた後、俺は口火をきった。


建築コンセプトは何なのか・・・


なぜここに窓をつけたのか・・・


フロアレベルは?天井レベルは?素材は?なぜ?その意味は?・・・



それは、設計者からすればとても厳しいことじゃと思う。


できれば避けたい部分だと思う。


なぜなら、曖昧な部分を全部突っ込まれるわけだから、ちゃんと細かい部分まで考えて設計してないと話にならんのんじゃ。



通常のハウスメーカーの業務で、住宅設計者が造園側から説明を求められることはまずない。


それを今回はやろうというのがこのエス・バイ・エル・カバヤ㈱の設計部の凄いとこじゃった。



おれは色んな話を聞き、俺が庭をつくる意味を深く考えた。



以前から俺にはある一つの想いがあった。



それは 「空間に対する人の感覚を底上げしたい・・・」ということだった。



なぜ「まち」が良くならないのか、間違ったことを平気で言い、それに従う行政が生まれるのか・・・


その答えがここにあると思っているから。。。




だから俺は始めの打ち合わせの時に言った。




「おれが人が集まる庭をつくる。だから頑張って家を売ってほしい。。。」



その時はここで留めた。。。



俺には更なる想いがあった。




それは、打ち合わせ中にイタミさんの口からふと出てきた言葉だった。。。


「これをやると営業に怒られるかも・・・」


おれはその言葉に違和感を覚え、何となく察しがついた。


通常、設計というのはその想いが伝わらなければ面倒くさい作りのものが多い。

面倒くさいというのは、決まったカタチのものではないということ。



使い勝手も変わってくるのである。


だから、設計部がつくったものを営業部が売る場合、その想いが伝わらばければ売りにくくてしょうがないのである。



おれはこの体制はまずい・・・すぐにそう思った。。。



そこでおれの闘志に火がついた。。。






『みんなをひとつにしよう・・・それが、今の流れを変えることになる・・・』






おれはその一心で庭のデザインにはいった。。。



以前からおれのことを知ってくれていた設計部とのやり取りは比較的スムーズだった。


建築、庭、共に設計を見つめあいながら一つの空間を目指した。




時間をかけて設計は完成した。



あとは『やるだけ』だった。



厳しい工程を突き付けられ、ヤバいと思ったこともあった。



しかし、おれにはもっと想うことがあった。



エス・バイ・エル・カバヤ㈱の事情を100%呑む。


その上で、他と差をつける。


でなければ、この「底上げ」は失敗する。。。



おれは、完全に向こうの要求を呑みこんだ。



車が入れるのは3日、工期は2月末、足場が外れ工事に掛かれるのが2/10。。。

これで、8.5mの樹木を含む植栽や、流れをつくる石組み、更には、中庭はすべて人力・・・かなり厳しい工程だった。。。



それでもおれは覚悟を決めた。



それは、『みんなをひとつに』・・・その想いだけだった。。。



おれ一人の力では到底無理だと判断し、仲間に頭を下げた。



東京 しおの(塩野潤 と 弟子の王子)、滋賀 作庭衆 永屋拓郎(タクローちゃん)、滋賀 庭職 きらく(村田康行)。。。



うちの竜樹をあわせて6人でこの現場に挑んだ。


おれはみんなに想いを打ち明けた。



みんな共感してくれた。


毎晩遅くまで頑張ってくれた。




結果、『エス・バイ・エル・カバヤ㈱の事情を100%呑む。』という目標は達成した。。。




工事中、遠くから十数名の団体がこっちにくる気配を感じた。


営業部のメンバーだった。



おれは何気なく見ていたが、少し時間が経って声を掛けた。



正直、はじめはあまりいい印象とは言えなかった。。。



途中、ちょっとしたイザコザもあった。


しかし、真剣に向き合っているうちに、いつしか仲良くなっていた。



おれは、管理が大変になることを詫びた。


それと同時に、この庭や建築に対する想いを伝えた。。。



みんな快く受け入れてくれた。


結局最終的に丸く収まったが、設計、インテリア担当、営業、監督、すべての人と少しのイザコザを起こし、闘志を剥き出しに向かっていくこととなってしまった。。。



そして、長いようで短い16日は終わった。。。




おれは、最後にどうしてもやりたいことがあった。





それは、設計部、営業部、現場監督のみんなで祝杯をあげることだった。




そして今回の展示場について、それぞれの想いを聞きたかった。




OPEN前に、その場は設けられた。



みんなで和気藹々と飲んだ。騒いだ。。。




おれはみんなの話を聞き、そして言った。





みんな、正しいと思うことをしてほしい。


サラリーマンだからとか、何かに理由をつけてこれは無理とか、そんな考えは捨ててほしい。


やりたいことをやって怒られて、それでいい。バランスをとって、ほんの少し前進できればそれでいい。


いつか必ずできる。そう思って、やり続けてほしい。


今の会社に満足しちゃいけん。変えたいことに眼をつむっちゃいけん。


ひとりじゃできんでも、みんなですればええ。


おれも一緒にがんばる。


だから、みんなが進みたいように進もう。


そして、会社を伸ばそう。


現場で実績をつくって、みんなの会社にしよう。


売りたいモノをちゃんと売れる会社になろう。


やるど~~~~!!!!!







みんなでそう心に誓い、みんなと別れた。。。




この一瞬でも、『みんながひとつ』になった気がした。





おれはほんまに思った。


エス・バイ・エル・カバヤ㈱でよかった。。。



いい仲間に出逢った。。。



今、現場はひとつになりつつある。。。






仕事とは・・・デザインとは・・・



ほんとはどうでもいいこと。。。


でも、どうでもよくないこと。。。


ただ、本当にやりたいことは、「庭をツクルこと」でもなく「デザイン」でもない


自分にしかつくりだせない『笑顔』をつくること。。。



それが、すべての人が仕事をする意味ではないかとおれは思う。。。





まだまだ始まったばかり。



この『庭』がどういう効果と力を生み出してくれるのか・・・


現場で引き継いでくれた 営業部のみんなに期待です。。。




是非、エス・バイ・エル・カバヤ㈱のみんなに声を掛けに行ってあげてください。



想いをもったみんなが、いい眼をして頑張っているはずだから。。。






みんな頼むね!!!

6th March ,2012

SxL カバヤ で助けてくれた仲間が。。。

東京 塩の (塩野潤)がブログに現場の事をアップしてくれた。。。

http://niwajun.blog104.fc2.com/blog-entry-106.html

ありがとう。。。

もう少しバタバタしているので、おれの想いは後日アップします。。。


25th November ,2010

市民表彰を受けて。。。

福山市から「市民表彰」を受けた。
『private plots 2010 1st prize』の功績を讃えられて。。。

市長に呼ばれ、市のおっきな部屋に行った。
俺は複雑だった。。。
ここに来るまでに9年という歳月がかかった。。。
しかし、思いとは裏腹、この日は感慨深い一日となった・・・

独立して9年半が過ぎようとしている。
福山に戻ったとき、この福山には大きな問題が山積みだった。
今も変わらない。
縁あってか、そんな問題に直面する出来事、出逢いがたくさんあった。
何かやれと言わんばかりに・・・

「大好きな福山の為に自分にもできる事があるんじゃないか・・・」

俺は徐々にそう思い始めた。。。
そのことは、鞆の浦に関わり、景観に関わる仕事をしとる自分にとっては必然のことじゃった。
俺は、異業種交流会を結成し、よくみんなで遅くまで福山について語り合った。
政治にも踏み込んだ。
様々な試みにチャレンジした。
衆議院議員も巻き込んだ。


そして、市長も巻き込もうと思った。。。

それが三年前・・・(その頃の日記)
あの時書いたこと・・・

わかってはいたものの、裏にはとてつもなく真っっっっっっ黒な世界があるという事、正規のルートじゃ、権力者じゃなきゃ太刀打ちできない事を思い知った。

今は言えないが、秘策は見つかった。。。

俺は、権力者にもならず、「水辺公園プロジェクト」とも違う、一市民としてそれで戦ってやる。

新種の爆弾を入手したわけじゃ^^^^^^
もちろん、仲間はおるしな^^

結局、純粋に俺は俺のやり方でやっていこうと思ったわけじゃ。

やっぱそうじゃないと面白~ないもんな~。

いち庭師のzenjiroとしてのやり方でやっていく^^

・・・


そのやり方というのが、「世界一」という道じゃった。

正直、爆弾を入手したわけじゃなかった。
爆弾を入手する方法を見つけただけだったけど、絶対にとる気だった。
あの時言わんかったのは、言いたくなかったから。
現実味がないから。
大きな口を叩きたくなかったから。
権力者にはなりたくないから。。。
あまりにも大きく、遠い夢だった。
でも真剣だった。

本気でこの道しかないと思った。
だから俺は「世界」に出た。
国内じゃなく、色眼鏡のない「世界」に。

正直、こんなに早く結果が出るとは思ってなかった。
俺は、市長に会うまで複雑な気持ちだった。

なぜなら、以前俺は三年前までの二年間、市長にアポを取り続けていた。
あらゆる手を使い、俺らのような、表に出る事の無い若者とのパイプを何とか作って欲しかった。。。
しかし、それが実現する事はなかった。

そして最後に言われた言葉・・・

「わけのわからん奴には会えん・・・」

その時は、当たり前じゃと思いつつ、でも正直腹立った。。。
その「わけのわからんやつ」が三年経って「表彰」されることになんとなく複雑じゃった。
そんな気持ちの中、俺は市長と一対一の歓談をした。

なぜ、市が動けないのか。。。
おれは、ヨーロッパに行き、気付いたことがある。
人の意識の差・・・
それがなぜなのかもわかる。
何が一番必要なのか。
今回自分が海外から持って帰った宝を胸に・・・

市長との話の中でこんな話をした。

「長期のビジョンで福山をつくる努力をしてほしい。その為の仲間は私の周りにたくさんいます。その人材を使って欲しい。」

市長はこう答えた。

「今はすぐに結果を求められる。
 来年結果をださなければ住民からNOと言われる。難しい問題です。

 私は昔イギリスにいたことがある。その時の都市計画に驚いた。
 たいした工事はしてないのに、100年かけてやると言っていた。
 何でこんな工事に100年もかかるのかと驚いたことがある。日本じゃ考えられない。。。」

俺はこう答えた。

「なぜ、大したことのない工事に100年かけるのか、私にはわかります。

 残す為です。

 より多くの人に歴史を大切にするという意識を持たせる為です。

 5年や10年で出来てしまうものはすぐになくなります。なぜなら、そこに一代しか関わらないからです。
 一代で作ったものは一代でなくなります。100年で作るには、3代、4代の人が関わります。
 受け継ぐにつれ、その重みを実感していくのです。
 そして、そこに関わる人数は、単に4倍ではなく、計り知れない人数になるのです。
 そして、その人の心のリレーこそが「文化」に発展するのです。
 難しいのはわかります。みなさんが、本意ではないことが多々あることもよくわかります。
 でも、それがわかるなら、一緒に第一歩を踏み出しましょう。
 一人では何もできません。みんなでやっていくのです。
 少しずつでもいい。民意を変えていくのです。。。」

その他、たくさんの話をした。
市長との歓談後、副市長、秘書、広報課、その他部署の課長など、たくさんの人達とお話した。
一人一人は決して悪くない。
みんな心は持っている。
俺はみんなに言った。

「私は三年前、あなたたちに相手にもされませんでした。
 しかし、皆さんを責めるつもりはありません。
 いろんな問題もありますが、それも責めるつもりはありません。
 しかし、このままでいいとも思いません。
 一緒にやりましょう。
 楽しんで頑張れる福山に、長い眼で見てやっていきましょう。
 あなたたちだけじゃなく、私たちと一緒に。。。」

偉そうだったかもしれない。
でも、これは俺の本心です。
こう、言えるまでに長い年月がかかりました。

三年前には、この言葉は言えなかっただろう。。。

あのころと変わらなかったこと、それは「福山が好きだ」ということ。
でも、三年前の文章から変わったことが一つだけある。

それは、この文章。。。

更に、これもわかってはいたが、市役所はまったくやる気がない事も改めて思い知った。

これは間違っている。
今の俺はそうは思っていない。
誰かを責めてもなにも生まれない。
敵を敵だと思っていては何も変わらない。
結果がでなければ叩く、失敗すればまず叩く、そんな批判はもうたくさん。
すべてを自分に置き換えて、考えよう。。。

しっかり一人一人を見つめ、前へ進んでいける道を、俺らがつくっていく。
そう、たくさんの仲間と共に。。。
ついに種を撒く時が来た。。。
そんな気分です・・・

コンペの受賞を受け、たくさんのモノをもらった。。。
この環境に心から感謝しています。。。
まだまだできる事がたくさんある。。。
道は拓けてくる。。。

必ず・・・

2nd October ,2010

International award First Prize を受賞して。。。




昨日無事に帰国した。。。


未だ実感は沸かない。


First Prizeという最高の賞を受賞したにもかかわらず。。。


このコンペは二度目の挑戦だった。


一度目は二年前、無念にも初期の選考で落ちた。



今年は日本、いやアジア初の受賞を目指し、リベンジの気持ちを強く持って望んだ。。。



その結果は、最高の賞に終わった。。。


とてもうれしかった。

飛び上がるほど驚いた。



しかし、もっと嬉しかった事がある。


世界一という結果じゃない。




それは・・・




このコンペに挑戦するにあたり、多くの仲間がバックで支えていてくれたこと。。。




単身海外に渡る俺を、多くの仲間が日本でずっと見守っていてくれたこと。。。




そして、その海外でさらに多くの友人ができたこと。。。





それ以外には何もない。。。





ここに、鳥肌の立つほどうれしかった仲間からの祝いのメール、ツイート、電話などここに書き記し、一生の宝にしたいと思う。。。






~発表前から待ち望んでくれていた仲間(Twitterより)~




@JYMandCo 庭師さんから連絡ありましたか? by Youhei


@Yo_hewiii まだだよー。あと1時間くらいでパーティーが始まる予定ですわ。


時差-7時間。国際コンペで最終選考にノミネートされ、今頃ウィーンのパーティー会場でスウィングしてるであろう庭師からの連絡を待つ。
by JYM and CO. Kazumasa Kuwada





~そして、無邪気な青年のこのツイートから祝砲が放たれた。。。~





善さん 世界一!! ヤバい!!! by Souhei Komuro



@SOUHEIKOMURO まじかよまじかよ! 詳細はまだですかクワダさん! 会ったことないのにこんなに気になるのは何でだろう。 by Youhei



@Yo_hewiii ごめんごめん。昨晩、電話があって1位取ったって。まっ、自分でつぶやくの待とうと思って。スゲー嬉しそうだったし、俺も超嬉しくて興奮して眠れないかと思ったけどすぐに寝て今起きた。 by JYM and CO. Kazumasa Kuwada



@JYMandCo いやー‼すごいことですよね! 世界…規模がデカすぎる! でも僕も嬉しいです☆ by Youhei




嬉しい知らせ?まさかハッシンさんやっちゃいましたかね?(笑) by Daisuke



そう、昨日の夜に電話があって見事一等賞だよ!大したもんだ。
by JYM and CO. Kazumasa Kuwada





~ここから祝電(Twitter,Mail)が届き始めた。。。~





まじか!!!!!!!!!!!!スゲェー!!!!!!おめでとう!!!!!
今後想像以上の凄いことになりそうですな!^^
帰りたくないだろうけどはよ帰ってこいw 
今日はテンション↑↑で、患者さんにぜんちゃんが1位になったことしゃべりすぎて時間がおしまくりやったわw 
by Masanobu Nishiya(森×hako きのしょう歯科診療所)






 善ちゃん、やったな~!!
おめでとう!!
着信から吉報だとは思っていましたが1st Prizeとは、めでたい!
帰国したら祝賀会をしようや!!
by Keisuke Maeda(UID architects)






 さすが善ちゃん!
 おめでとうございます!!
 兄は自分のことのように喜んでます(笑)
 これからのご活躍も楽しみにしています。
 私も頑張ろっと☆                by Teruyo Nishiya(photographer)










すご~い!!帰国した瞬間にお祝いしましょう(笑) 
ハッシンさん一等賞おめでとうございま~す!! by Daisuke



いやー‼すごいことですよね! 世界…規模がデカすぎる! でも僕も嬉しいです☆
なんか単純にスゴい嬉しいなと思いました(^^) やっぱ先輩方、カッコイイです!!
by Souhei Komuro



マジでありがとございます☆☆☆ 本当に凄いですね♪♪♪ 帰って来たら、話しいっぱい 聞かせて下さい。 本当におめでとうございます☆
すいません…… テンション上がって 『マジでありがとございます☆』 って言ってしまうほど、 本当におめでとうございます☆ (訂正) 
by Fuku-chan(SO.S DINER)



世界一になったの?? すごいっ! おめでとう!!! by Hisako Horiike



ぶちすげー おめでとうございます!!! by Haruki Urushikawa(Fukuyama-Kankou)



おめでとう以外言葉が見つかりません!ありがとうございます☆じゃなくておめでとうございます‼ 同じ福山市民としてすごい嬉しいです! by Youhei



本当にやったねーッ‼お祝い、お祝い♪ワーイ‼‼ by Junko Kuwada



おめでとー。ネットにつながらなかった感が一度にアップされてて楽しく読んだぞ。もう一度、おめでとーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!世界一じゃー!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんか、日本に帰ってきたら仕事ができそうもない生活じゃなー 
by Satoshi Shitamori



日常に感動を有難うございます!本当に凄い!!! by Etsu



おめでとうございます☆ すっごいですね!!今度、見に行きます。 by Ryoka



いま聞いたよ!おめでとうございます!世界の庭譚になっちゃいましたね!
by Shuuhei Miyahata



みやしゅうに聞きました!おめでとうございます!どんなコンペ案だったのか、見たいなー、楽しみです!楽しんできてね。
スゴイな。もう仕事頼めないかな⁈善次郎さん、かっこいいなー。
by Kumi Aizawa(ライフアンドシェルター社)



おはよーございます! そして、ほんまにおめでとうございます!\(^o^)/ 早速ですが、11.3日のオープンに向けご協力のほど、よろしくお願いしまーす!( ̄▽ ̄)
by Hiroyuki Tsuruoka(Le:ben)



 1st prize おめでとうございます。 そろそろブログにアップされるかなぁと思って拝見したところ、「とったどー」。
 受賞スピーチは如何でしたか? 
 オーストリア人はデカイですか?
 ビールのジョッキもものすごくでかくてビックリしませんでしたか?(笑
                   by Kenji Katsuoka]



 この前、ティールームのりんちゃんが、ボンドカフェに連れてってくれたよ!
 ハッシーが、世界一になったと聞きました。

 “おめでとう”
 ☆☆☆☆☆ by Maru




 やるな~国際的なコンペで優勝!また取材にくるんじゃない?
 益々忙しくなりそうだけど無理せんようにな。 by Yasutoshi Hayashi




 やったな、親方
 おめでとう!
 素晴らしいね
 また、飲み行こうぜ by Kazuya Yamaguchi



 
 ぜんちゃん
 やったね~!!
 ほんとおめでとう!!
 帰ったらお祝いしよう! by Aki Goto(AKI GOTO architects & associates)




 すげえぜ、ゼンちゃん。
 世界で一番もらったか。
 モーそっちで庭、庭、言いまくってよ!
 みんなもゼンちゃんに続くから。 by Kenji Furukawa(m28e有限会社)




 おめでとうございます!!
 はるばるオーストリアまでお疲れさまでした
 いつ日本に帰って来られるんですか?
 事務所を開いて1年経たないうちに大宴会part.2ですね♪ by Hino




 おめでとう!
 飲み会やろ!     by Hirofumi Kawamura(Sumiyoshi-square)




 おめでとうございます 
 すごいの一言です
 再会が楽しみです     by Nishikawa





 おめでとうございますっっ!!!!!
 同じ日本人で、嬉しいです!!!
 いろいろ詳しくブログに載せてください!!!
 楽しみにしてます!!
 俺も日本人!!!
 フォーーーーー!!!!!!!!!           by Wakaba




 一位ですか(◎o◎)!!
 すご~~い!!やりましたね、橋本さんっ☆
 帰ったらお祝いですね。 by finchi




 おめでとうございます。
 これも日々精進のお陰なんでしょうね。 by Beta Fujiwara




 おめでとう。
 やったねー。
 本当おめでとう。 by Kouikuya




 おめでとう!
 ぶれない「善ちゃん」を尊敬しつつ、かんぱーい! by Katsumi Ishimoto




 おめでとうございます。
 同じ福山の庭師さんの受賞、純粋に尊敬します。
 面識ないですけど、勝手に刺激にさせてもらいます☆
 機会があれば、いずれ☆ by sora




 おめでとう!
 すごいやん!
 これからどうなんの?
 わくわくするね~☆ by Toshikuni Sugioka




 一位おめでとうございます。
 なんかまた善次郎さんに庭師の新しい世界みせてもらいました。
 しっかりボクも精進して後に着いていかねばと!!
 また話聞かせてくださいね。 by Kouzou Tatsumi




 すっげぇ!!!
 やりましたね~
 おめでとうございます! by karimasu Harada




 兄さん、おめでとーございます!
 すごいっすね! 
 僕もしっかり頑張ります~。 (^^) by Fukui




おめでとう
すげーなー
また、話をきかせて。 by Takuya Sakamoto(庭や Sakamoto)




 ほんまにおめでとう。
 聞いた時は、ほんま、鳥肌たったわぁ。
 すっごく嬉しい!!
 こっちのみんなも大喜び。
 ジャンヌカのお母さんは、善ちゃんの作品見て、第一声が「森みたい」やったよ!!
 やったね!!善ちゃん!! by jannnuca and Saromi




~電話、または来訪してくれた仲間~


     Retsuki Makita
     
BOND CAFE

Fujisaki

Manabu Mizutani


そして、出発前より励ましのTelを下さったクライアントのみなさま。。。








~長文にてみんなに吉報を伝えてくれた仲間~







 嬉しいお知らせ。
つい先日、庭譚はっしんがオーストリアで行われた、世界的な庭のコンペで優勝しました。
日本人初の快挙です。
日本一ムゲンに来ないムゲンメンバーが世界一位をとりました。

 ものすごく熱いメッセージを書きかけましたが、ダメだ、20000字になる。
勢いで書くと、初期のムゲンを支えたのも、その後一気に忙しくなって、命を削
って仕事してたのも、その間ずっと夢を熱く追いかけてたのも、失敗してボコボ
コになりながらどんどん大きくなっていったのも、誰もを受け入れるあの人間性
も、言葉以上の事をやってのける姿も、あーダメだ2000字いる。

庭師の仕事って、コンペ優勝とはかけ離れた、地味な作業で、それを日々200
%の力で何十日もかけて作った庭で世界の人を感動させる。最高にカッコいいと
思います。

とにかく凄く嬉しいです。
はっしんおめでとう!! by Team MUGEN Takuya Sato










・・・そして最後に、締め切りギリギリまで自分の仕事をほっぽり投げて一緒に徹夜で資料をつくってくれた JYM and CO.  Kazumasa Kuwada   がこんな言葉を贈ってくれた。。。 








昨日のとても嬉しい知らせは、テニス仲間であり同い年の友人、作庭衆 庭譚こと橋本善次郎が数少ない庭の国際コンペで1位に輝いた。

いつも夢をしっかり持ってて、それをカタチにするため色んな人を巻き込む。

巻き込まれた人は知らず知らずにその夢を共有する。

ご多分にもれず僕も巻き込まれたそのひとりなわけで。その思いはいつも熱すぎるほど熱くてほんと子供みたいに目をキラキラさせて真っ直ぐに真っ直ぐな夢を語る。

客観的にみると時にそれはこっちが照れるほどの熱量で…。でもその熱量は大きければ大きいほど地面を蹴る足は強い。

周りの眼や損得なんてない世界。その夢が現実となって、嗚呼、夢ってのはこういう事か、っていうことを今回の受賞で教えてもらった気がする。

大した男だよ。

おめでとう!

そして、ありがとう!

お疲れさん。にしても、やったな!おめでとう!スゲー嬉しいよ。

by JYM and CO. Kazumasa Kuwada







みんな、本当にありがとう。。。




うれしすぎるわ・・・

5th February ,2009

「森×hako」を終えて、夢をカタチに・・・

7年前の独立直後、仕事もない頃にしとんと再会した。

二人は高校時代の親友。
あの頃、学校も行かず、毎日パチンコ三昧、飲みに行くわ、警察のお世話になる事もあったオレらは10年の時を経て少し変わっていた。

にしとんも家の事情で厳しい状況に耐えていた。
10年振りにあったおれらは、自分が目指す仕事のスタンスについて夜中まで語った。。。

その時のにしとんのコトバ・・・


「森の中で診察したい。。。」


オレはそのコトバにこう返した。


「やろうや。いつかやろうや。オレが森をつくっちゃる。」


この時の約束を胸に、オレらは幾度となく励ましあってきた。

ここまでの道のりは互いに楽ではなかった。。。

何かがあると飲みに行き、夜中まで話し元気をもらった。。。

話しているうちに、何でもできそうな気になってくる。。。


そんな中、まえちゃんという強い味方との再会があった。
まえちゃんとの再会も絶妙で、以前のナンパ仲間じゃった。


それからというもの、三人は同じ目標を胸に励ましあってきた。

この七年間、彼らがおらんかったら今のオレはおらんじゃろう。。。


潰れそうになった時、道をはずしそうになった時、いつも二人はオレを連れ出してくれた。。。

最後は
「何とかなるで。やるだけじゃろ。やったらえーがー。」
これが口癖になった。


そして、この福山の地を愛し、その故に問題を常に考えてきたオレらは、その夢をもっと大きな物に変えていった。。。



「この空間で福山を変えよう。一人でも多くの人が景色に興味をもてるような、ゆとりをもてるようになるような空間にしよう。。。みんなが思いを持てる福山に。。。福山を変えるスタート地点に。。。」


三人の夢は膨らんだ。。。


七年越しの夢をカタチに。。。

カタチにしようというオレらの思いは強かった。。。



三人の話し合いはいつも朝方まで続いた。。。

そんな中、半年前に夢の現場はスタートした。


スタート間もない頃、大きなミスに気づいた。
ガラスの搬入に関することじゃった。

勉強不足で、先にガラスを入れなければ、作庭後では入らない事に気づいた。。。

ここは、四つの空間をガラスで仕切る仕組みになっており、ガラスをすべて入れるということは、樹木、石、土、生コンなどすべての材料を窓から人力で搬入することになる事を意味していた。

工程に大きな差が出てくる重大なことじゃった。

やばい・・・おれは動揺した。。。

長年連れ添ってきた二人がオレの異変に気づくのに時間は掛からなかった。


二人はオレを現場から連れ出し、元気付けてくれた。。。


オレは腹を据えた。。。

どんなに時間がかかっても、どんなに厳しい状況でも必ずやってやる。。。

オレは逃げん!!!

と・・・



12月終わり頃、中庭の工事で格闘する中、ずっと話し合いが難航していた入り口駐輪場のゴーサインがでた。。。

これは、90%お蔵入りするだろうと言われ続けながらも、三人とも10%の希望に掛けて動いていた工事じゃった。。。

嬉しい反面、中庭のことで頭がいっぱいじゃったオレは、駐輪場の植栽工法に不安がいっぱいじゃった。

夜中に現場から帰り、朝まで図面と闘った。
げっそり痩せこけた。。。

何度も工法を変え、見積もりをかけるも到底実現しない金額が提示された。

施工一週間前に迫るも、まだ決まらない。

焦りだけがオレを襲った。

そんな中、以前からコラボレートしていた鉄関係を専門とする早間君が手を差し伸べてくれた。



「ぜんちゃんのイメージがあるんじゃろ?そのままカタチにしようや。オレに出来る事はするで。。。」




一週間を切った頃、やっと施工の目処はたった。。。


不安要素は多かったが、あとはオレがやるだけの状態になった。。。



絶対にやってやる。

やるしかない。。。




そして1/29。。。



中庭、駐輪場ともに、洗いを残しほぼ完成した。。。



「おっしゃー!!!おわったーーーーー!!!!やったどーーーー!!!やりきったどーーー!!!!!」



オレはその場で叫んだ。。。


最後の三日間の徹夜を経て、1/30 0:00頃、現場に横たわるオレ、若い衆の竜樹、にしとんの、はしゃぐ三人がいた。。。


胸いっぱいになったオレらは眼に涙を浮かべた。。。


込み上げるものを抑える事はできなかった。。。

現場は静まり返っていた。




「夢って叶うんじゃな。。。」



「ほんまじゃな。。。」



「七年って長かったけど、七年で夢を叶えたってすげーな。。。」


「ほんまよな。。。」



「でも、オレらの思いは相当強かったな。。。」



二人はぼそっと呟いた。。。




「やりきった。。。」



「オレはすべてを出し切った。。。」



「今のオレにこれ以上のことはもうできん。。。」




「森×hako」・・・



ここにはオレのすべてが詰まっている。。。

今まで生き、出会い、喜び、悲しみ、苦しんだすべてのこと。。。



オレの思い、生き様が。。。





にしとん、まえちゃん、デブ、早間君、竜樹、これに関わってくれたみんな・・・


一人じゃ闘えんかったわ。。。
仲間に助けられた。。。


オレ、逃げずにすんだわ。。。



ありがと。。。



ほんまにありがと。。。




これを読んでくれているすべての人へ・・・

夢は必ず叶う。。。

思いを持ち続ければ。。。

諦めず、自分に立ち向かう事。。。

逃げない限り、夢は必ず叶う。。。

そう、強く強く、強い思いを持ってください。。。

強く思い続けることが出来る人には、必ず仲間が現れる。。。

一人じゃできなくても、必ず夢は叶う。。。








これこそ人生じゃと、感じることの出来た「森×hako」。。。






すべてはここから始まる。。。


新たな目標へのスタート地点。。。





「森×hako」。。。






ありがとう。。。


6th September ,2008

生きることの意味、伝えるという役割。。。

遠方の現場が続く中、「行為の庭」「。の庭」をアップする余裕もなくあっという間に一ヶ月という時間が過ぎてしまった。


そんな中、昨日 雑誌「庭」の取材が終わった。


メディアへの露出が増えてきた最近、この縁に恵まれた状況が何を意味するんじゃろうかといつも考える。


それは、実は今に始まったことじゃない。このブログをはじめた時、ずっと悩んどったことでもある。


薄っぺらな情報が蔓延したこの世の中で、いったい何人の人が本質を見極める事ができるんじゃろう・・・
勿論、おれが本質を見極めとるんかどうかはわからんし、そんな偉そうをいうつもりもない。
しかし、何人の人が「庭」というキーワードの元、心をうつ事ができるんじゃろう・・・


この忙しい世の中で、「庭師」という職業につきながら、何人の人に「心のゆとり」を与えてあげることができとるんじゃろうか・・・



自分の身近にいる人ですら、庭師という仕事がどういう仕事なのかわからない、おれが何をしとるんか知らん。

それじゃいけんと思い、ブログをはじめた。


オレは、庭譚という屋号の通り、庭のストーリー性を重視してきた。
それはクライアントが、このストーリー性により自分の庭である事を認識してもらう為である。
それは、庭を大事にするという行為にも繋がってくる。

そこには、1分でもいい、30秒でもいい。自分が作った「庭」を眺めるという「心のゆとり」をプレゼントしたいという想いがある。


庭師という職人は多くを語らず「見ればわかる」。そういって今まで過ごしてきた。
しかし、その結果どうだろう。

どれほどの「いい庭」「いい景色」が壊されてきたか・・・
建築業界に押され、スペースはなくなり、庭の領域が狭くなってきている現実を見て見ぬ振りしてきたんじゃないか。。。

感覚でつくる。もちろんその通りじゃ。

でも、それを語らない事でこわされてきたものがどれだけ多いかとオレは思う。

何も語らず、「見ればわかる」でどれだけの人が本当にわかるのだろうか・・・

わからんやつはほっときゃいい。

ほんまにそれでえーと思うか?

オレはえーはずがないと思う。


オレがなぜこの「庭師」という職業にありつけたのか・・・


それは、先人が「日本の庭」というものを追求し続けてしてくれた結果である。

そう、日本の「文化」である。

俺らがしとる一つ一つの行為が「文化」になるんじゃ。
今はわからん、そんなことも考えてないかもしれん。

でも、「文化」って何気ないことじゃ。

今、「マイ箸」がブームになっとるけど、これが百年二百年、千年続けばそれは「文化」になる。

何気ない一人の思いつきが「文化」に変わっていくんじゃろ。


でも、「文化」になりえるには「続ける」ということが不可欠じゃ。


「庭」というものがこの日本の「文化」じゃけーこそ、俺らは食っていけとる。

その「庭」が危ない局面に、おれはたっとると思う。

建築家が外構を設計するという現実が、実際にあるわけじゃろ?


大工の棟梁が建物を設計していた時代に「武田伍一」という人が現れ、建築家という職業ができた。
それは、建物というモノを言葉に換えるために相当勉強したに違いない。

勿論、「庭」というもののすべてを「コトバ」で説明することなんてできんじゃろう。

しかし、キャッチコピーみたいなもので、人の心を傾ける為の「コトバ」をつくることはできるとオレは思う。


良い職人ほど語らない。。。

それじゃ今はまずい。

だって、いい職人じゃないとは言わないが、「コトバ」で仕事を取ることができる情報網ができてしまったから。。。

「庭師」という仕事に出会い、「文化」の真っ只中におかれたオレらの役割。。。



それは、「庭師」が「庭」をつくるということ。

そして、「庭師」が「まち」をつくるということ。




しっかりとした信念の中、一生懸命「庭」の本質に挑んでいる人たちはもっと「伝える」べきじゃとオレは思う。。。



そして、この「伝える」ということの為に、自分の仕事を「コトバ」に替えるという行為が非常に重要じゃということ。。。



一人でいい。

自分が発言することで心をうってくれる人が一人でもいればそれでいい。。。



自分が追い続けている「庭」という世界を軸に、「庭師じゃけー感じることができる事」を、一人でも多くの人に「伝える」ことができればそれでいい。



オレが何かを「伝える」ことができるとすればそれは「庭」でしかない。。。



どんな職業の人に対してであろうとも自分が発言することは「庭師として考えることのできた自分」の「コトバ」じゃと思う。。。


しかし、そこに通づるものは必ずある。



それは、本質を常に「コトバ」にかえる努力を惜しまない事、自分の考えを「コトバ」にかえる努力をすること・・・


それは自分の「庭」を「コトバ」にかえることからはじまるんじゃないかとオレは思う。。。



メディアに露出するということ。。。

それは、光栄なことじゃ。


しかし、それ以上に「責任」があるということ。。。


自分が自分の為に生きているんじゃないことを実感させられる。。。



先人達が託してくれた「想い」を次に「伝える」ための駒の一つに自分がなれればこれ以上の幸せはないと常に思う。。。。。

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