12th February ,2017

日本人であるということ。。。

 

 

気付けば前回のまともな更新が半年前。。。
2016年は、年初めからシンガポールやカンボジアを行き来し、7月からは1ケ月シンガポール、8月はカンボジア、帰国しては現場に入る忙しい毎日だった

カンボジアではレストランの設計が進行中。
シンガポールでは即興に近いスピード感でたくさんのworkerと共に現場を進めた
住宅は仕上げを残しほぼ完成した
GARDENS BY THE BAY ではグリーンウォールも作った
日本では緻密な設計の現場を数件同時進行し、ゆっくりと進んでいた

ほんとうに様々なスタイルでの空間づくりが、様々なことを考えさせてくれた

間もなく広島・福山で8ケ月という長い工期をかけて進めてきた現場が完成する
建築事務所 kitokitoと共に設計をはじめて3年。建築前に移植工事に入ってからは2年4ケ月が過ぎた

沢山の仲間に手伝ってもらいゆっくりと進めてきた
玄関土間の石畳から始まり、石積、流れ、植栽、木工、左官、照明、見えない部分では解体、土壌改良、排水工事などそのどれもに気を使い進めてきた

この現場には、入る前から多くの壁が立ちはだかった

そんな中で踏ん張り立ち続けることは容易ではなかった
ただ、今となってはその苦しさが心地よく残っている

この現場の土地には入る前からすさまじいパワーを感じていた

このパワーに答えなければならない
このパワーを何とか引き出さなければと想う一心で何があっても立ち続けてこれたんだと思う

古くから受け継がれてきたここが持つ空気は、優しい力でクライアント一家を包んでいるように見えた
完成が近づき、そう見えたことで少しホッとした

庭とは、デザインとはそんなものだと思う

つくりたいものがあるんじゃない
守りたいものがあるんだ

伝えたいことがあるんだ

気付けない人に気付ける方法を授けることができるのがデザインなんだ

それはどこにでもあるカタチではなく、そこにしかないカタチの組み合わせ

海外に行ってよく思う

日本庭園は、日本にあるから素晴らしいんだ

日本は素晴らしい
でも、素晴らしいのは日本だけじゃない
世界は広い
素晴らしいこと、人、もの、たくさんある

ただ、日本では日本が一番生きる

土地の力を見きる
そして植物、素材の力を見きる

これが庭師の本領です

すべてを生かす

景色も、気候も、建築も そして人の営みも。。。

それが 庭師 作庭家 造園家 だから庭だけ見ててはだめなのです

オールマイティにフラットに

本質がすべてなのです

絶対に変わらないこと それは私たちは日本人であるということです

8ケ月、完成まであと少し
気を引き締めて

まだわかりませんが、オープンハウスをすることになれば春に予約制で行うつもりです。。。
その際はここでお知らせします

16th January ,2016

YELLVITA。。。

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YELLVITA   http://yellvita.jp/ushitaasahi/design/index.html

オーナー様から、マンション事業 第一棟目を一緒にやってほしいと依頼を受けたのは2年前。。。
それほど多くの話をしたわけではないのに意気投合した
自分がやりたいというよりは、その人の眼を見て ただただ頑張って欲しい、、、心から応援したい。。。そう思った

このパターンは必ず闘志がみなぎってくる

庭は作ればいいというものではない
庭は人々が暮らす上で、絶対不可欠なものではないのだから

だから、庭をつくることで人々に何らかの変化を与えることができないならばその存在価値はない

デザインとはそういうものだ

誰かに必要とされないものは作る必要がないと私は思う

もちろんそこに闘志が沸かない

このマンションの外部空間はそのほとんどを任せていただいた

そんな中で、マンションにとって。。。集合住宅に必要なこと。。。様々なことを思い描いた
何一つ曖昧なものなど存在しない

そしてデザインした

何度も言うように、目に見えるものはカタチだけど本当はカタチをデザインしたわけではない
もっと大事なことを想いながらそれをカタチに絞り出した。。。

ただただ、これからここで様々な人生を歩む人々の豊かな暮らしを想像しながら。。。

 

2月下旬 竣工です。。。

 

人々が感じる空間には様々なものがある。そして、その空気は「五感」を刺激する。空気のいい場所で食事をすれば「美味しい」と感じ、木々が揺れれば「風」を感じ、花が咲けば「華やかさ、奥ゆかしさ」を感じ…。空間の持つ力は大きい。ここ「エールヴィータ牛田旭」の外部空間は、「安住の地」をコンセプトの軸とした。どこにでもあるが何気なく見過ごしていた空間をここに再現することで、過大な主張をしない空間をつくる。そこは、なぜか心地よく、気持ちいい…。日本の文化は素晴らしいなといつも思う。そんな素晴らしい文化を現代のカタチでつくる。この玄関ロビーは「通り土間」、ベンチは「井戸端」。近代の家には「通り土間」がなくなった。同時に「なんとなく気付けばお茶を飲んでいる」という曖昧な時間もなくなった。縁側に腰掛け、上がるでもなく帰るでもなく、お茶を飲みながら他愛のない話をする。日本の「間」にはそんな曖昧な空間が存在した。そんな「なんとなく」が素敵だ。木々は主張せず気付けば花が咲き、石は昔から転がっていたかのように存在する。自然のチカラとともに「わざわざ」ではなく、「なんとなく」。この空間でそんな「なんとなく」を感じ、楽しんでもらいたいと願っています。

 

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5th September ,2014

西方寺[in takehara] 保存再生project 第一期工事 着工。。。

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普明閣があるここ西方寺は、この先100年 500年 1000年と受け継がれるべき場所である
これまで受け継がれてきたものを残しながら、時代を経てきた力を最大限に活かし、時代に合わせながら再生し次の世代に伝えていく
その為に必要なこととは何なのであろうか・・・

第一期工事   『お手洗い ・中庭改修工事』

お手洗い/設計:くらし設計室

施工:隅田木造建築店

庭/設計・施工:LANDSCAPE NIWATAN DESIGN+ARTISAN OFFICE

 

今回の物件は、[DREW cafe/dining/bar] を施工中に犬の散歩をされていた寺庭婦人との出逢いがきっかけであった

話し始めてもう一年半という時間が過ぎた

そんな中で、住職、奥様とたくさんお話しさせていただいた

その話の内容は、ほぼ庭の話ではなかったように思う

庭に接するお手洗いの改修もこちらの提案で受け入れていただいた

くらし設計室の穂垣くんに相談し、設計に入ってもらい楽しみな空間が出来上がろうとしている・・・

 

この工事は、仕事をするだけの工事ではない

長い歴史を見てきた建物、庭に手を加える 責任あるリノベーションである

先人に負けぬよう、いい空間をつくり、手仕事を大事にし、そして楽しむ姿を見てもらうのである

壊されることのない、残る空間をツクることが最低限の責任である

 

その歴史の重みを理解できる仲間で現場に入りたかった

東京 ・植木屋 しおの 塩野潤

・はきだめチーム やじ 矢島 、日の出郷愁所 石川貴之

広島 ・友川竜樹

姫路 ・松本造園 松本章吾(しょこたん)

このメンバーで挑む

 

車も機械も使えないこの現場・・・

お寺に篭もり お祭りのスタート 9/19日 竣工。。。

真剣に遊びたい方、連絡待ってます

26th February ,2014

『熊野町観光案内所 「筆の駅」』 着工。。。

熊野町観光案内所 「筆の駅」 着工。。。
建築: ㈲イバラ建設
 
高知 「ドリーマー 神田葬祭館」、福山「南の家」は竣工。。。
 
引き続き 広島県安芸郡熊野町 熊野町観光案内所 「筆の駅」 。。。
 
『書』に重きをおいた空間構成です
 
3/21(金) OPEN 。。。



4th February ,2014

「ドリーマー 神田葬祭館」「南の家」 着工。。。

 
高知 「ドリーマー 神田葬祭館」着工。。。
建築設計:cross建築設計事務所
 
 
明日から 福山 「南の家」 着工。。。
建築設計:今川建築設計
建築工事の進行に合わせ、これから着工物件が続く
いかに現場を離れてからのテンションを保つことができるかが大きなポイントになる
ほんとうに精神修行。。。
出来上がるものに状況は関係ない
いいモノをつくれるかどうか・・・ただそれだけ。。。
ひとつひとつ、大事な現場を精いっぱい考え抜くだけ。。。
みんなの笑顔がみたい・・・ただそれだけ。。。
とことんやる。。。
応援求む。。。
ワクワクしたい人、連絡待ってます。。。
20th May ,2013

『くらし設計室』 着工。。。


「くらし設計室」の事務所と住まいを兼ねた住宅

「くらしの家」

築38年の戸建住宅をリノベーションし、事務所と住まいをつくりました。

この家は何の変哲もない中古住宅ですが、私が幼い頃暮らした思い出のある場所です。
目にみえるところも みえないところも見直し、手を加えて
これからの自分たちの暮らしに寄りそう住まいとなりました。

ここには 私たちが「こんな暮らしがしてみたい」と考える
くらしのヒントを詰め込んだつもりです。

「くらし設計室のくらし」を是非ご覧ください

くらし設計室

家具:ヤリヤ家具店 鎗屋大輔
表札・手洗鉢:STUDIO T POTTERY 十河隆史

造園: LANDSCAPE NIWATAN DESIGN OFFICE/  Zenjiro Hashimoto 


リノベーションのコラボ。。。
内覧会に向け、作庭工事 進行中。。。ご期待ください


22nd March ,2013

『Drew. cafe/dining/bar』 着工。。。

竹原(広島県)に新しい集いの場

その名は  ” ドリュー ”

2013.04.25  OPEN


建築: 佐藤雅巳建築設計事務所

ロゴデザイン: JYM AND Co./ Kazumasa Kuwada

庭・照明・看板・景観総合プロデュース: LANDSCAPE NIWATAN DESIGN OFFICE/ 
                                          Zenjiro Hashimoto
オープンに向け、作庭工事 進行中。。。ご期待ください
21st February ,2013

『桝屋清右衛門宅 作庭計画』 第二期工事完成までの軌跡。。。nokiro-art-net 桝屋blogより

桝屋 nokiro-art-net 佐藤さんが第二期工事完成までの軌跡を記事にしてくれていましたので紹介します。。。

『鞆の浦 de ART』準備作業開始
http://tomo-masuya.jugem.jp/?eid=84

橋本善次郎さんの庭のアート展示。
準備の様子です。
http://tomo-masuya.jugem.jp/?eid=85

橋本善次郎さんのアート完成までの軌跡1
http://tomo-masuya.jugem.jp/?eid=86

橋本善次郎さんのアート完成までの軌跡2 丁寧に向き合う。
http://tomo-masuya.jugem.jp/?eid=87

橋本善次郎さんのアート完成までの軌跡3 背景をつくる。
http://masuya.nokiro-art-net.com/?eid=88

橋本善次郎さんのアート完成までの軌跡4 なにやら長いものを…
http://masuya.nokiro-art-net.com/?eid=89

庭師 橋本善次郎さん『再生』
http://masuya.nokiro-art-net.com/?eid=95

お庭 作庭家 橋本善次郎さんによる
桝屋の庭の第二期工事が先日終了しました。
http://masuya.nokiro-art-net.com/?eid=105

お庭 その2 板塀の工事、植栽の工事が進みます。
http://masuya.nokiro-art-net.com/?eid=106

佐藤さん ありがとうございます。。。

18th March ,2012

『エス・バイ・エル・カバヤ 岡山住宅展示場』 を終えて。。。 ~本当にやりたかったこと~

2012/3/17(土)OPEN

~おれが人が集まる庭をつくる。だから頑張ってたくさんの家を売ってほしい~
「庭から住宅を考えたい。。。」これが、エス・バイ・エル・カバヤ㈱の設計部からの依頼の始まりだった。。。


これは、少し異例の依頼であった。

本来であれば、住宅展示場というのは普段から付き合いのある協力会社の仕事である。


しかし、今回は「庭と建築を一体とし、庭で建築を引き立てる」というコンセプトを基に『LANDSCAPE NIWATAN』に白羽の矢がたった。



打ち合わせは毎度数時間にわたった。



最初から、設計部のイタミさんとやりあった。


ある程度話を聞いた後、俺は口火をきった。


建築コンセプトは何なのか・・・


なぜここに窓をつけたのか・・・


フロアレベルは?天井レベルは?素材は?なぜ?その意味は?・・・



それは、設計者からすればとても厳しいことじゃと思う。


できれば避けたい部分だと思う。


なぜなら、曖昧な部分を全部突っ込まれるわけだから、ちゃんと細かい部分まで考えて設計してないと話にならんのんじゃ。



通常のハウスメーカーの業務で、住宅設計者が造園側から説明を求められることはまずない。


それを今回はやろうというのがこのエス・バイ・エル・カバヤ㈱の設計部の凄いとこじゃった。



おれは色んな話を聞き、俺が庭をつくる意味を深く考えた。



以前から俺にはある一つの想いがあった。



それは 「空間に対する人の感覚を底上げしたい・・・」ということだった。



なぜ「まち」が良くならないのか、間違ったことを平気で言い、それに従う行政が生まれるのか・・・


その答えがここにあると思っているから。。。




だから俺は始めの打ち合わせの時に言った。




「おれが人が集まる庭をつくる。だから頑張って家を売ってほしい。。。」



その時はここで留めた。。。



俺には更なる想いがあった。




それは、打ち合わせ中にイタミさんの口からふと出てきた言葉だった。。。


「これをやると営業に怒られるかも・・・」


おれはその言葉に違和感を覚え、何となく察しがついた。


通常、設計というのはその想いが伝わらなければ面倒くさい作りのものが多い。

面倒くさいというのは、決まったカタチのものではないということ。



使い勝手も変わってくるのである。


だから、設計部がつくったものを営業部が売る場合、その想いが伝わらばければ売りにくくてしょうがないのである。



おれはこの体制はまずい・・・すぐにそう思った。。。



そこでおれの闘志に火がついた。。。






『みんなをひとつにしよう・・・それが、今の流れを変えることになる・・・』






おれはその一心で庭のデザインにはいった。。。



以前からおれのことを知ってくれていた設計部とのやり取りは比較的スムーズだった。


建築、庭、共に設計を見つめあいながら一つの空間を目指した。




時間をかけて設計は完成した。



あとは『やるだけ』だった。



厳しい工程を突き付けられ、ヤバいと思ったこともあった。



しかし、おれにはもっと想うことがあった。



エス・バイ・エル・カバヤ㈱の事情を100%呑む。


その上で、他と差をつける。


でなければ、この「底上げ」は失敗する。。。



おれは、完全に向こうの要求を呑みこんだ。



車が入れるのは3日、工期は2月末、足場が外れ工事に掛かれるのが2/10。。。

これで、8.5mの樹木を含む植栽や、流れをつくる石組み、更には、中庭はすべて人力・・・かなり厳しい工程だった。。。



それでもおれは覚悟を決めた。



それは、『みんなをひとつに』・・・その想いだけだった。。。



おれ一人の力では到底無理だと判断し、仲間に頭を下げた。



東京 しおの(塩野潤 と 弟子の王子)、滋賀 作庭衆 永屋拓郎(タクローちゃん)、滋賀 庭職 きらく(村田康行)。。。



うちの竜樹をあわせて6人でこの現場に挑んだ。


おれはみんなに想いを打ち明けた。



みんな共感してくれた。


毎晩遅くまで頑張ってくれた。




結果、『エス・バイ・エル・カバヤ㈱の事情を100%呑む。』という目標は達成した。。。




工事中、遠くから十数名の団体がこっちにくる気配を感じた。


営業部のメンバーだった。



おれは何気なく見ていたが、少し時間が経って声を掛けた。



正直、はじめはあまりいい印象とは言えなかった。。。



途中、ちょっとしたイザコザもあった。


しかし、真剣に向き合っているうちに、いつしか仲良くなっていた。



おれは、管理が大変になることを詫びた。


それと同時に、この庭や建築に対する想いを伝えた。。。



みんな快く受け入れてくれた。


結局最終的に丸く収まったが、設計、インテリア担当、営業、監督、すべての人と少しのイザコザを起こし、闘志を剥き出しに向かっていくこととなってしまった。。。



そして、長いようで短い16日は終わった。。。




おれは、最後にどうしてもやりたいことがあった。





それは、設計部、営業部、現場監督のみんなで祝杯をあげることだった。




そして今回の展示場について、それぞれの想いを聞きたかった。




OPEN前に、その場は設けられた。



みんなで和気藹々と飲んだ。騒いだ。。。




おれはみんなの話を聞き、そして言った。





みんな、正しいと思うことをしてほしい。


サラリーマンだからとか、何かに理由をつけてこれは無理とか、そんな考えは捨ててほしい。


やりたいことをやって怒られて、それでいい。バランスをとって、ほんの少し前進できればそれでいい。


いつか必ずできる。そう思って、やり続けてほしい。


今の会社に満足しちゃいけん。変えたいことに眼をつむっちゃいけん。


ひとりじゃできんでも、みんなですればええ。


おれも一緒にがんばる。


だから、みんなが進みたいように進もう。


そして、会社を伸ばそう。


現場で実績をつくって、みんなの会社にしよう。


売りたいモノをちゃんと売れる会社になろう。


やるど~~~~!!!!!







みんなでそう心に誓い、みんなと別れた。。。




この一瞬でも、『みんながひとつ』になった気がした。





おれはほんまに思った。


エス・バイ・エル・カバヤ㈱でよかった。。。



いい仲間に出逢った。。。



今、現場はひとつになりつつある。。。






仕事とは・・・デザインとは・・・



ほんとはどうでもいいこと。。。


でも、どうでもよくないこと。。。


ただ、本当にやりたいことは、「庭をツクルこと」でもなく「デザイン」でもない


自分にしかつくりだせない『笑顔』をつくること。。。



それが、すべての人が仕事をする意味ではないかとおれは思う。。。





まだまだ始まったばかり。



この『庭』がどういう効果と力を生み出してくれるのか・・・


現場で引き継いでくれた 営業部のみんなに期待です。。。




是非、エス・バイ・エル・カバヤ㈱のみんなに声を掛けに行ってあげてください。



想いをもったみんなが、いい眼をして頑張っているはずだから。。。






みんな頼むね!!!