『best private plots – Die besten Gärten 2012』を終えて。。。
『best private plots – Die besten Gärten 2012』の結果が昨日発表された。
今回は残念な結果となった。
応援してくれたみんな、ありがとう
それから、
毎回資料作りを手伝ってくれる JYM AND RECORDS -かずくん(Kazumasa Kuwada)
photographerの テルリン(Teruyo Nishiya)
翻訳してくれる建築家の モーリー(Shinnya Mouri)
メールのニュアンスまで読み取ってくれる福山観光のハルコウ(Haruki Urushikawa)
そして、SxLカバヤの設計 イタミさん、SxLのみなさん
そして、もちろん作庭を手伝ってくれた
東京 しおの(塩野潤 と 弟子の王子)
滋賀 作庭衆 永屋拓郎(タクローちゃん)
滋賀 庭職 きらく(村田康行)
友川造園 友川竜樹・・・
みんな本当にありがとう
実は、今回オーストリアに行くことは断念した。
それは、今こちらで動き始めているいくつかの案件が大事な時期であったことと、前回のようにはいかないと思っていた理由があったから。。。
一昨年は、グランプリを狙っての挑戦でしたが、今回の挑戦は前回とは少し違う趣旨だった。
この工事に関しての想いは以前ブログに書いたので、それを読んでほしい・・・
『エス・バイ・エル・カバヤ 岡山住宅展示場』 を終えて。。。 ~本当にやりたかったこと~
施工に入り、営業部の皆さんの日々の仕事を聞きながら、仕事のし易い(売りやすい)環境をつくれればという想いが俺の中には強くあった。。。
その一つとして、「この庭を世界に持っていく」とSxLの皆さんに伝えました。
「グランプリをとれるかどうかはわからないけど、ノミネートまでは絶対にもっていく。」
おれは、そう心に決めた。
必ずノミネートまではもっていく。。。
これが今回の趣旨だった・・・が、ただそれだけでもなかった。。。
この、日本の住宅事情のなかで最も大きなシェアをもつ大手住宅メーカーの家で、世界で評価を受けるレベルにもってくることができればこれはとても大きなことだと俺は思った。
というのも、当然の話だが、メーカーの建てる「住宅」と、建築家が建てる「住宅」は根本的に目指しているものが違う。
これは、消費者もわかっていると思う。
メーカーは、大きな保障と安心を重視する。
そして、材料は大量生産する。その為、あまり極端な部材がないと同時に、ある程度妥当な均一な仕上がりになる。
建築家は、そのギリギリのラインを攻める。
その為、空間の強弱をつける見せ場はとことんこだわる。
その効果は庭にも表れる。
建築を完璧に読み取ることができれば、樹木のライン、地割り、庭の重要な要素もより強調できるのだ。
だから必然的に庭と建築がお互いを高めあうことができる。
今まで、海外に持って出た庭は、すべて「建築家」と協働でつくったものだった。。。
だから今回は、日本の住宅事情のなかで最も大きなシェアをもつ大手住宅メーカーの住宅で世界に挑戦してみようと思ったのです。。。
これがもう一つの目的です。
今回のこの経験で、また一つ、見えたものがあった。。。
景観の底上げという大きな役割がこれからできるかどうかはわからないけど・・・
全国で頑張る多くの仲間と共に、少しでもそれに近づけるように・・・
それが、世の中の心の豊かさ、笑顔を少しでも増やすきっかけになると信じて・・・
ほんとうに、すべてにありがとう・・・